「タロッコ」???一見ふつうのみかんと変わらない見た目だが

その「タロッコ」を生産しているのが、「綾町なかしま農園」。中島博文さんが代表を務める農園だ。

(綾町なかしま農園 中島博文代表)
「直売所向けということで、お客さんが喜ぶということでいろんな種類を作付けしてます」


さっそく、珍しいかんきつ類、「タロッコ」を見せてもらった。

(綾町なかしま農園 中島博文代表)
「こちらがタロッコになります」

一見、ふつうのみかんと変わらない見た目だが・・・


(長友幸生記者)
「うわ!赤いですね」
(綾町なかしま農園 中島博文代表)
「ポリフェノールのアントシアニンっていう成分で、赤くなってるっていうことです。スーパーとかでは見ないので、あまり流通してないんだと思います」


「タロッコ」は、イタリア原産で、ブラッドオレンジの一種。気になるお味は・・・

(長友幸生記者)
「ん!甘いです。味はほんとオレンジと同じような味ですね。甘くておいしいです。」

取材班は14品種の栽培を確認 少なくとも51品種

今回、取材班は、県が統計を取っている37品種に加えて、14の品種を確認。県内では、少なくとも51品種のかんきつ類が栽培されていることがわかった。

専門家の本勝准教授は珍しいかんきつ類の魅力を次のように語る。

(宮崎大学農学部 本勝千歳准教授)
「直売所とかで見かけたときは、本当に宝物に巡り合えたような感じで、手に取っていただいて楽しんでもらえたらいいかなというふうに思っています」


未知なるかんきつ類を求めて…調査は続く…かもしれない。

宮崎県の統計にはない品種一覧

(スタジオ)
宮崎県の「かんきつ類」は、ひとつひとつを食べると、「おいしいなぁ」と感動することもあります。
また、取材を通して、海外産が多いと思っていたグレープフルーツが県内でも生産されていることがわかって驚いたこともあります。

宮崎県の統計にはない品種をまとめてみました。

取材班が調べた範囲のものですので、これら以外にもまだまだあるのではないかと思います。

また、「かんきつ王国」というキャッチフレーズは、観光資源になるのではないかと思います。
県の統計にないものは、ほとんどが収穫量の少ないものなので、大分県の「城下かれい」のように、その土地に行かないと食べられない「わざわざ感」があっていいのではないかと思います。
「来ていただく、そして、食べてもらう!」いかがでしょうか?

※MRTテレビ「Check!」2月10日(金)放送 「Check!調査班」から