カーリング甲子園・全国高校カーリング選手権が10日青森市で開幕し、高校生が氷上で熱戦を繰り広げられました。

青森市で開幕した全国高校カーリング選手権には、青森県勢4チームと北海道・長野・岩手の計10チームが出場し予選は男女別の総当たり戦で行われます。

※高山基彦キャスター
「3年ぶりの大会となったカーリング甲子園。今年は新型コロナの感染防止対策として観客席には誰もいません。無観客開催となっています」

青森県勢で10日大きな活躍を見せたのが、メンバー全員が県勢選手である女子の東北選抜です。長野県選抜との初戦では第1エンドに3点を先制し、主導権を握ります。このあと6対3とリードして迎えた第5エンドに、チーム一のコントロールを誇るフォース・鈴木が見せ場を作ります。自信を持って狙ったという一投は相手ストーンを2つはじき出す、ダブルテイクアウト。追加点を着実に奪います。

このあとも東北選抜は終始、相手を寄せ付けない強さを見せ、第7エンドに1点を加えて8対4にすると、相手が負けを認めるコンシードで勝負あり。白星スタートを飾りました。

※東北選抜 永谷純奈選手(青森東)
「チームの流れに持っていけることが出来て初戦としては感覚を掴むことが出来たので良かった。いつも練習している場所。良い環境が整っているので優勝を目指したい」

このほか、青森県勢選手が出場した残る3チームはいずれも初戦を落としました。大会は最終日の12日に決勝トーナメントが行われ、高校生カーリング日本一が決まります。