新型コロナによる中止を乗り越えて、11日、3年ぶりに開幕する「南部地方えんぶり」です。本番を前に南部町(なんぶちょう)の中学生たちが最後の練習に励んでいます。
南部町の名川(ながわ)中学校では、開校した18年前から南部地方えんぶりに参加していて、3年ぶりの開催となる今年は1年生と2年生あわせて95人が参加します。本番をあすに控えた10日は、地域のえんぶり組の指導を受けながら太夫の大地を摺る勇壮な舞や大黒舞、それに恵比寿様が鯛を釣り上げる「えびす舞」の動きなどひとりひとり確認しながら最後の練習に励んでいました。
※えびす舞を練習する生徒「最後・僕は釣りのところが(えびす舞の)見せ場だと思います。みんなが笑ってもらえるような踊りを見せたいです」
※太夫を舞う生徒「最後・とてもあしたは楽しみで多分きょうは眠れないと思います。家族とか地域の人に、僕たちの全力の演技を見せたいと思います」
11日の本番では、ウクライナから南部町へ避難しているキリロさんも参加することになっていて、旗を持って行列の先頭に立ち名川中学校のえんぶり組をリードします。
※キリロさん「(えんぶりは)色々なカラーがあったり音楽があったりしてて自分にとっては本当に新しいことです。楽しみたい」
南部地方えんぶりは11日と12日に行われ、名川中学校えんぶり組は11日だけでの参加で一斉摺りなどで生徒95人が勇壮な舞いを披露します。














