元大関、千代大海が親方を務める九重部屋に大分市の高校生が入門することになり決意表明しました。
大相撲九重部屋に入門するのは楊志館高校3年の山口琉聖さんです。山口さんは大分市出身の九重親方とともに会見に臨みました。
(山口琉聖さん)「名門である九重部屋に入ることがとてもうれしいので、精一杯がんばりたい」

(九重親方)「地元大分から弟子を取れるということで本当にうれしく思っています」

身長177センチ、体重100キロ。小柄ながら押し相撲を得意とする山口さん。九重部屋の関係者の目にとまり、去年の年末に入門を決めました。県出身者の九重部屋入門は千代大海関以来となります。
(父・山口直さん)「(息子に)相撲取りになれとずっと言っていたので、それだけに、なると言った時には本当に感動でしたね」
父親の直さんは17歳で角界入りしましたが、眼を傷めて21歳で引退。夢を息子に託します。
(父・直さん)「とにかく十両以上に上がってくれるとうれしいですね」

九重親方からは激励の言葉が贈られました。
(九重親方)「角界随一の稽古量を誇る厳しい部屋なんで、怖がらなくていいからね。自分が強くなりたいとか何でもいいので信念を曲げずに突き進んでもらいたい」
(山口琉聖さん)「早く関取になってどんどん勝ち越しをあげて上にあがれるようにがんばりたい」

父の夢とともに大相撲の世界に挑む山口さん。活躍が期待されます。