チューリップテレビの取材が発端となり6年半前に不正が明らかになった富山市議会の政務活動費問題で、不正な支出を議員たちに返還請求するよう市民団体が市に求めた裁判が8日節目を迎えました。

二審の高裁判決は「棄却」、つまり市民団体側の訴えを退けましたが、市民団体は「実質的な勝訴」としています。

市民が主人公の富山市政をつくる会 
高野善久さん:
「長い間裁判に携わってきた者として、ひとつの区切りかなと感慨を覚えているところであります」

富山市議会の政活費不正問題が発覚してから6年半。不正支出のあった政活費の返還請求をめぐる住民訴訟が8日、ついに区切りを迎えました。

富山市議会の政務活動費をめぐっては、2016年にチューリップテレビの取材が発端となって不正が発覚し、14人の議員がドミノ辞職する事態となりました。