「とんち」で様々な難問を解決する人気アニメ「一休さん」。その脇役でおっちょこちょいの新右衛門さんこと、蜷川新右衛門は、幕府のスーパーエリートだったんです。
アニメでは、一休さんにいろいろな困りごとを相談する役柄ですが、彼のルーツを取材すると意外な事実が見えてきました。

1975年に放送が始まったアニメ「一休さん」。新右衛門さんは、将軍様から命じられた無理難題を解決するため、一休さんの知恵を借りる武士として描かれています。

一休さん(イメージ)
蜷川新右衛門(イメージ)

記者:
「一休さんに出てくる新右衛門さん、その認知度は。街の人に聞いてみます」

高校生女子:
「(記者):こちらのアニメのキャラクター、誰かわかりますか)わからないです」

男性(30):「全然わかんないです」

高校生男子:「わかんない。わかんない」
記者:「一休さんって知ってますか?」
女性(27):「初めて見た」
女性(30)「知らない(記者:アニメは見たことありませんか?)アニメは知ってるような・・・。でも、ほとんど見たことないです」

30代以下は新右衛門さんはおろか、アニメも見たことがないという人もいましたが、40代以上になると…。

女性(50代):「知ってるけど、なんだっけ?」
女性(40代):「なんとか衛門(記者:あっ、おしい!新右衛門さんです)」
男性(60):「んー新右衛門さん?(記者:正解です)いつも一緒に、なんかこう問題解決するような・・・」
男性(60):「蜷川新右衛門!(記者:正解です。しかも名字まで。なんでご存知というか?)見てましたから。印象に残ってます」

そうなんです。新右衛門さんの名字は「蜷川(にながわ)」。

この「蜷川」という名字。実は、富山県富山市の「蜷川」にゆかりがあるというのです。