高松空港の国際線が再開されたことを受けての取り組みです。外国からの旅行客に、警察への緊急通報110番を知ってもらおうと、高松空港でチラシの配布が行われました。
午前10時すぎ、ソウルからの便が高松空港に着きました。到着した旅行客に配られるのは、韓国語で書かれたこちらのチラシです。
チラシには、「警察への緊急通報ダイヤル110番は韓国語でも利用できること」や、「韓国とは番号が違うこと」などが書かれています。
「アニョハセヨ」
チラシの配布は、去年11月に高松空港の国際線の運航が再開されたことを受けて、高松南警察署が行なったものです。旅行客に50枚が配られました。
(韓国からの観光客)「韓国は112番で、少しこんがらがる部分もありますが、こう書いてもらえると大丈夫」
「いいインフォメーションで安心です」
香川県警では、外国人旅行客に対応するため、4年前から「110番を、通訳がいるコールセンターと結んで、外国人通報者と3者のやりとりがスムーズに行えるよう」取り組んできました。
(高松南警察署 松下昌明 地域交通官)「110番通報していただければ、通訳が可能なスタッフとの3者通話が可能になります。もし事件事故等で困った際には、安心して110番をしていただきたいと思います」
110番は、韓国語のほかに、英語や中国語など12か国語が使えるということで、香川県警では、これからさらに増えることが予想される観光客に対応していくことにしています。