これから運転免許を取る高校生に飲酒運転事故の怖さを理解してもらおうと、遺族による講演会が福岡県久留米市で開かれました。
◆娘が犠牲になった父親が講演
大庭茂彌さん「人を傷つけないためにも、どういった運転をすればいいか常に考えなくてはいけない」
8日に久留米商業高校で講演を行ったのは、糸島市に住む大庭茂彌(おおばしげみ)さんです。大庭さんは24年前、当時、大学3年生だった次女の三弥子(みやこ)さんを交通事故で亡くしました。三弥子さんは友人とドライブ中に、中央車線をはみ出してきた飲酒運転の車に正面衝突され、友人2人とともに命を落としました。
大庭茂彌さん「飲酒したら絶対にハンドルを握らない。そして自分が加害者にならない。君たちの家族や知り合いから絶対に加害者を出さないで」
◆去年の飲酒運転事故91件(福岡県)
講演を聞いた高校生「今回の話を聞いて、ここにいること、生きていることが当たり前じゃないということを再確認させられた」「譲り合いの心を持って、自分本位な考えは捨てて、相手優先の考えを持って運転したいと思います」
福岡県内で去年一年間に起きた飲酒運転事故は91件で、統計が残る1965年以降では最も少なくなりましたが、飲酒運転ゼロにはほど遠い状況が続いています。
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