津山市阿波にある岡山県指定天然記念物で、樹齢570年と言われている「尾所(おそ)の桜」の枝が、折れていたことが分かりました。1月末の “最強寒波” の影響と見られています。

折れていたのは、地上から4.5メートルの高さにある、直径30センチの枝です。幹から約60センチの場所から折れていて、折れた枝の長さは8メートルほどになります。

2月2日に住民から津山市に通報があったもので、文化課が枝が折れているのを確認しました。津山市では、原因について先月24日から25日にかけての強風や積雪による可能性が高いと推測しています。

(津山市阿波出張所 畑田泰則所長)「地元の方も大切にしてきた桜が折れてしまい、とても悲しいといいますか、桜にとっては辛かったろうなという気持ちを持っています」

折れた部分の手当てをしないと枯れてしまうため、津山市では今後協議の上、具体的な措置を決めるということです。