ロシアによるウクライナ侵攻を受け、北欧スウェーデンとフィンランドが来月同時にNATO=北大西洋条約機構への加盟を申請するとの観測を、地元メディアが報じました。

フィンランドの地元紙「イルタレヒティ」は25日、フィンランドとスウェーデンが同じ日にNATOへの加盟を申請すると報じました。

申請のタイミングについては、スウェーデン議会が安全保障についての評価報告書を来月13日に公表した後、16日の週に行われる可能性があるとしています。

また、スウェーデンのタブロイド紙「エクスプレッセン」は、この報道内容を関係者が認めたとした上で、スウェーデン政府がこの2週間議論を加速させていると指摘しました。

ロシアと長い国境を接するフィンランドとその隣りのスウェーデンは、NATOとの協力関係を深めつつもロシアの反発を懸念して正式加盟はしてきませんでした。

ただ両国の首脳は、ウクライナへ侵攻で安全保障状況が一変したとの認識を示していて、これまで軍事同盟への加盟に慎重だった世論も変化してきています。

ロシアのメドベージェフ前大統領は、両国がNATOに加盟すればバルト海周辺への核配備の可能性をちらつかせてけん制していますが、スウェーデンのタブロイド紙「アフトンブラーデット」は政府筋の話として、NATO加盟申請から正式加盟までの間もスウェーデンがアメリカやイギリスから何らかの安全保障上の支援を受けるとの約束をとりつけていると報じています。