事業の継承のため休止が続いていた長野県飯田市の天竜舟下りが、運航の再開を前に安全点検を行いました。

飯田市の天竜川で行われた安全点検には、4月から天竜舟下りを運航する南信州リゾートの関係者や、警察、消防などおよそ30人が参加しました。

天竜舟下りをめぐっては、運航していた信南交通が、2022年、新型コロナによるバス事業の売上げ低迷から撤退を表明。

その後、南信州観光公社が事業を譲り受け、運航再開に向けた準備を進めてきました。

(船頭・南島純さん)
「ここまでが長かった、来てもらえる方を裏切らないように準備を進めて
来ていただいた方には笑顔で帰ってもらえるようにという思いで進めている」

舟下りでは2021年、船頭の男性が川に転落して現在も行方不明になっていて、
舟が座礁して乗客と船頭が転落した想定で救助訓練も行われました。

(南信州リゾート・ 白澤裕次社長)
「改めて安全の意識を高めていって、多くのお客様に安心と安全を
提供できる環境を作りたい」

「舟下り」は2月19日にプレオープンし、2023年4月の本格運航を目指します。