海の緊急通報ダイアル「118番」が、去年1年間に受けた通報のうち97パーセントを間違い電話などの無効な通報が占めていたことがわかりました。
富山県など4つの県を管轄する第9管区海上保安本部のまとめによりますと、去年1年間で受けた海の緊急通報ダイアル「118番」は1万2331件で、このうち、無言電話や間違い電話などの「無効な通報」が1万2005件にのぼり、全体の97.6パーセントを占めています。
内容別では、▼無言電話5916件、▼間違い電話3387件、▼着信時の即断2555件、▼その他147件となっています。
一方、「有効な通報」は326件でわずか2.4パーセント。内容別では、▼船舶事故が67件、▼人身事故が45件、▼密漁や情報提供などが214件となっています。
無効な通報が相次ぐ理由について海上保安本部は、時報サービスの「117」、消費者ホットライン「188」などとかけ間違えるケースが多いため」として、118番の認知度が高まるよう周知活動に努めるとしています。














