花粉症の人にとっては、辛い季節がやってきます。
日本気象協会によりますと、山口県を含む九州北部地方の花粉飛散開始は
2月8日の予想となっています.
実は、花粉症の人はここ20年でどんどん増えているんです。
山口県医師会によりますと、1998年、花粉症の人の割合はおよそ2割でした。
それが2008年は3割に増え、2019年には4割を超えています。
今、症状がない人も決してひと事ではありません。
今年の傾向を取材しました。
関谷名加アナウンサー「今や国民病とも言われ、2~3人に1人がかかる花粉症。皆さん、どんな症状に悩まされているのでしょうか」
花粉症の女性「目がかゆかったりとか、鼻水がだーだーだーだー出たりとか。寝る前が苦しいですね」
花粉症の女性「もう症状来てます?)来てます来てます。くしゃみとか出ます
1番ひどい時ですか…もう寝れないですね、鼻が詰まって」

すでに症状が出始めている人もいるようです。
本格的な花粉シーズン目前!
今年の飛散量はどうなのか、山口市の「かめやまクリニック」で聞きました。
耳鼻咽喉科かめやまクリニック金谷浩一郎院長「特にスギ花粉については、多い年、少ない年ていうのが交互に来ます。で、多い年を表年、少ない年を裏年っていう風に言うんですけど、今年は、表年になるんですね。ですから去年よりも多くなりそうっていうのは1つはあります」
またスギ花粉の飛散量は、前年の夏の気温や降水量、日照時間に影響されます。去年の夏は日照時間が多く気温も高かったため、スギの雄花の発育が良く、飛散量は多くなりそうです。
対策は花粉を吸い込まないことがやはり1番だと言います。

耳鼻咽喉科かめやまクリニック金谷浩一郎院長「コロナの対策とかなり重なる部分がありますので、まずマスクですね、それから手洗い、それからうがいですね。こういったのは、両方非常に重要だと思います」
花粉がつきやすいウールのコートなどは避けて表面がすべすべした素材の上着を着たり、家に入る前に花粉を落としたりと、日ごろの細かな対策も有効です。

山口県内のスギ花粉は、あさってごろから本格的に飛散が始まり、2月下旬から最も多い時期に入る見込みです。ピークは3月上旬までとみられますが、その頃には、ヒノキ花粉の飛散が始まりそうです。














