ロシア軍は5日もミサイル攻撃を続け、ウクライナ北東部に被害が出ています。こうした中、ウクライナの国防相は、侵攻から1年を前にロシアが大攻勢に出るとの見通しを示しました。

ウクライナ北東部のハルキウでは、ロシア軍のミサイル攻撃により5人がけがをしたほか、ゼレンスキー大統領によりますと、東部ドネツク州の戦況が困難となっていて、イギリス国防省も激戦地バフムトの孤立が進んでいると分析しています。

ウクライナ レズニコフ国防相
「2月にロシアから大攻勢があると予想している」

レズニコフ国防相は会見で「象徴的な意味であり、軍事的な分析ではない」としつつも、侵攻開始から1年が経つ今月中にロシア軍が大攻勢に出る可能性を指摘しました。

こうしたなか、ウクライナの国防相が交代することになりました。部下の汚職疑惑の責任をとったものと見られています。

ブダノフ情報局長が新たに国防相に就任する見通しだということです。