元号・「令和」の元となった、万葉集「梅花の宴」にちなんで、富山市では思い思いの歌が披露されました。

「蕨つみ 振り返る吾に 鶯の 呼びかけるごと 鳴く声近し」
万葉集に収められている「梅花の宴」は梅花を題材とする32首の短歌が読まれた宴会のことでこの歌の序文から元号「令和」が名づけられました。
富山市の高志の国文学館で行われた「令和・梅花の宴」

梅がほころぶ前の今の季節に県歌人連盟から推薦された32人が思い思いに作った歌を披露しました。

「終戦を 願ふ柏手 響もせり 白梅香る 新春の朝」
中には戦争とコロナの収束を願った歌や、ことし3月に退任する高志の国文学館の中西進館長への思いをつづった歌など個性豊かな歌が会場に響いていました。