スキー場などの管理区域外を滑走するバックカントリーでスキーヤーなどの事故が相次ぐ中、警察は入山する人たちを対象に装備の確認や遭難防止の指導を行いました。

白馬村の八方尾根(はっぽうおね)スキー場では大町警察署の山岳遭難救助隊がリフトのゲート前に立ち、吹雪の中、入山するスキーヤーなどに遭難防止を呼びかけました。

県内ではスキー場などの管理区域外の山を滑走するバックカントリースキーの遭難が相次いでいて、小谷村の白馬乗鞍岳・天狗原(てんぐっぱら)では先月29日、外国籍のスキーヤー2人が雪崩に巻き込まれ死亡しています。

(大町署山岳救助隊・鈴木努巡査部長)「まずはしっかりと装備を整えていただいて、あとは単独で入らない。雪崩のリスクなども経験がモノを言うところがありますので、経験者と入っていただきたい」

隊員たちは遭難者に居場所を知らせる機器=ビーコンや救助用のシャベルなど、入山する人たちの遭難対策の装備を確認し、登山届の提出などを呼びかけていました。