熊本市では、慈恵病院が取り組む『こうのとりのゆりかご』や内密出産について考えるシンポジウムが開かれました。
シンポジウムには、慈恵病院の蓮田健院長をはじめ、前のこども政策担当大臣でもある野田聖子衆議院議員が登壇。野田議員は母親に対する国のサポートの重要性を訴えました。
「内密出産もいのちを守ろうとする女性の権利、国が母親が現実的にできないことを代わりに受け止める」(野田聖子衆議院議員)
また、子どもの「出自を知る権利」をテーマにしたパネルディスカッションでは、幼児期に『ゆりかご』に預けられた宮津航一(みやつ・こういち)さんも参加しました。
「出自が分からないことも出自だと思う子どもが出自を求めている時にしっかりと寄り添うこと姿勢を見せることが大きいと思う」(宮津航一さん)
宮津さんは、子どもが出自を知りたいと望む場合は、その権利を尊重すべきだと語りました。













