海外からの旅行客を岡山に呼び込もうという取り組みです。6つの国と地域から旅行会社を招いて、岡山の観光地をPRするツアーが行われています。

(谷口笑子キャスター)「海外の旅行会社を招いて行われているこのツアー。フランスの皆さんが岡山の魅力を体感しています」

岡山市北区の吉備津神社です。岡山県が企画したツアーは、水際対策の緩和によるインバウンド需要の増加を見込んで企画されたもので、フランスの旅行会社などから6人が参加しました。参加者は岡山城や後楽園、高梁市の吹屋地区など、6日間かけて岡山県内をめぐります。

(フランスの旅行会社)「美しくて、面白いです。散歩して、自分で1人でもう一回来たいと思う」

新型コロナの影響で岡山県では、2021年度の外国人宿泊者数が、感染拡大前の約3%まで落ち込みました。しかし去年(2022年)約2年ぶりに外国人観光客の受け入れが再開。今年(2023年)3月には岡山・台北線の運航が再開されるなど、さらなるインバウンド客の増加が期待されています。

「フレッシュ。とても甘い」

一方、こちらは香港の旅行会社の社員。訪れたのは観光農園です。いちご狩りでフルーツ王国・岡山をアピールです。

(香港の旅行会社)「(香港の人も)めちゃくちゃすきだと思います。うちの母もこういう果物狩りが好きなので、香港人も好きだと思います。」

ツアーでは、それぞれの国や地域の需要にあわせた観光地を紹介しているといいます。

(岡山県観光課 森岡和子さん)「旅行会社の方に、実際に岡山をめぐっていただいて、体験であったり見ていただくことで、岡山の旅行商品を作ってただきたいと思っています」

台湾、中国、韓国、タイからも旅行会社を招いて行われるこのツアー。岡山を目的地に選ぶインバウンド客が増えることを期待しています。