16年ぶりに街のリーダーが変わる北九州市長選挙は、2月5日が投票日です。前回、過去最低だった投票率のアップに向けて地元の大学生たちが、さまざまな取り組みを進めています。
◆“過去最低”だった前回の投票率

先週土曜日、雪が舞う厳しい寒さの中、小倉北区の広場で開かれたイベント。市長選について語るのは学生団体「VOTE FOR 北九州」の代表で、北九州市立大学3年の中牟田リラさんです。

中牟田リラさん「選挙の敷居を下げられるような活動ができる団体になれれば」
北九州市長選挙の投票率は、1975年の75.60%をピークに減少傾向が続き、前回は過去最低となる33.48%でした。特に20代は10%台に低迷しています。
◆目標は「投票率60%」

選挙への関心が薄れている要因について、中牟田さんは政治家の伝え方にも問題があると考えています。

中牟田リラさん「『いい街を作ります』」とか『私は心から推薦できます』とか言われても、『へー』」ってなるのが正直な若者の心理かな。政策を端的に具体的に言ってもらえたら、『おっ』と思って、その一瞬は立ちどまって聞いて帰るとかある」
学生団体が、今回の市長選で目標に掲げているのは「投票率60%」です。選挙への関心を高めようと、立候補を表明した人たちにアンケート行い、去年11月から画像共有アプリ「インスタグラム」で発信。市長選に関する情報を学生ならではの視点で解説しています。前回の市長選の投票率が過去最低だったことについては・・・

『こんなん学級閉鎖並みじゃん!』
『学級委員長を決める日7割が欠席していたら、たった3割だとしても4年間の代表が決まってしまう』
中牟田リラさん「その場にいる人が3割しかいないのに、そこで決定する前に、その会って開かれないぐらいの参加人数で、めちゃくちゃ大事なことが決まるのは違うよね」













