Zホールディングスは2023年度中をめどに、完全子会社のヤフー、LINEなどと合併すると発表しました。

Zホールディングス 川邊健太郎社長
「これまでZホールディングスは広告事業が利益面を牽引してきましたが、22年度後半に入ってから急速に状況が悪化しております。この状況を打開するためには、大胆かつ抜本的な打ち手が必要であると考えました。Zホールディングス株式会社は、その中核子会社であるLINE株式会社、ヤフー株式会社らと23年度中をめどに合併する方針を決定いたしました」

Zホールディングスの川邊社長は、利益を牽引してきた広告事業など経営環境の悪化に「強い危機感を持っている」とし、状況打開のため、2023年度中をめどに、完全子会社のヤフーやLINEと合併すると発表しました。

3社の合併により、経営における意思決定の迅速化や重複するサービス、組織の統廃合などコストカットを進める方針です。

ツイッターなどIT大手で進んでいる人員削減については、すでに採用人数は抑制しているものの、現段階では追加で決まっていることはないとしました。

ヤフーとLINEをめぐっては、2021年3月に経営統合しましたが、両社の間で目立った連携が生まれなかったことなどが課題となっていました。

また、これにともなって、Zホールディングスの川邊健太郎社長は4月1日付で代表権のある会長に就き、新たな社長CEOには現在、LINE社長の出澤剛氏が就く人事も発表されました。