通販大手のジャパネットグループは、エアコンなど、大型家電の設置技術を向上させようと2日、長崎県佐世保市で全国各地の作業員を集めた競技大会を開きました。

会場は体育館。幅1メートルほどの住宅の壁がずらりと並びます。
ジャパネットの設置協力会社は全国に157社あり、このうち50社から150人が大会に参加し、工事の部では、『制限時間1時間でエアコンを設置』しました。

選手:
「土壁の場合はビスがあまり効かないので、抜け落ちたりする可能性があるので金具を2本つけて」

エアコンを設置する技術はもちろん、“設置場所を決める際のお客さんとのコミュニケーション”なども審査の対象です。

ジャパネットロジスティクスサービス 佐藤真木雄さん(審査員):
「“判断を迷うような環境”をあえて想定しておりますので、うまくお客様とコミュニケーションを取りながら、的確な方法を『お客様と一緒に』決めることができるか(も審査のポイントです)」

他の協力会社の仕事ぶりを見る機会はめったにないことから、参加者は互いの手法にも目を向けあっていました。

ネットワークジャパン(新潟県)吉田将平さん:
「見られながらだったんで…緊張しながら普段の倍ぐらい汗かいてました。ずいぶん勉強になりますね。皆さんの(作業)をもっと見れればよかったんですけど」

対面での開催は、3年ぶりとなった競技大会。
ジャパネットでは今後もサービスの質の向上に努めたいとしています。