コロナからの回復が待たれるのが、去年まで中止や行先変更などが相次いだ子どもたちの修学旅行です。そんな修学旅行の目的地に再び選んでもらおうと、沖縄県が学校関係者向けの説明会を岡山市北区で開き、魅力をPRしました。
(民泊事業者)「(民泊先は)半分以上は減りました。最大320受け入れてきたんですけど、160まで減ってそこが一番苦しいです。久しぶりに会う旅行者の方とかいて、3年ぶりぐらいに会えたのでとても嬉しかったです」
相談会は沖縄県の観光協会などが地元の魅力をPRしようと、学校関係者などを対象に全国で開いでいるものです。
(出展者)「こういう状況下の中で平和について考える。基地という問題が何を意味するのか、お伝えして学んでいただこうというプログラムですね」
以前は多かった沖縄県への修学旅行もコロナの影響で大きく減少しましたが、再開を見据え、学習内容など具体的な相談が行われました。
(学校関係者)「平和学習をどんなふうに持とうかなというので、嘉手納基地の近くでというので教えていただいて、来年度からは(修学旅行を)沖縄に戻したいなと思っています」
(学校関係者)「2年間体験できてないですね。安全安心対策をしていただいたので、学校関係者としても安心してこれから修学旅行へ連れていけると」
一方、コロナ禍で観光業が打撃を受ける沖縄県では、コロナ対策のガイドラインの作成や、濃厚接触者への宿泊費の支援、講師を学校に派遣し事前学習への支援を行うなど、誘致に力を入れているといいます。
(沖縄県観光振興課 久高将匡班長)「修学旅行は一度方面変更すると、なかなか2、3年戻ってくるのは。学校が一度決めていると難しいという話はありますけれど、平和学習という沖縄ならではのものと、いろんなものを体験して学習して、次世代に繋げてもらえたらいいなと思います」
独自の歴史文化や豊かな自然を学ぶことができる沖縄です。関係者は岡山の子どもたちが再び修学旅行で訪れる日を待ち望んでいます。