■プロ野球春季キャンプ 巨人(宮崎・サンマリンスタジアム 他)

プロ野球は1日から各球団で春季キャンプがスタート(西武は6日から)。巨人の2軍キャンプでは注目のドラ1ルーキー・浅野翔吾(18)が背番号「51」のユニフォームに身を包み、G戦士としての第1歩を踏み出した。

初日のこの日は平日にもかかわらず4000人が訪れ、浅野が汗を流す2軍の練習場にも多くの報道陣やファンが詰めかけた。2軍では唯一の18歳ルーキーということもあり、練習前は不安な様子も見せた浅野だが「同級生がいないという不安と緊張があったんですけど、先輩方、ファンの方が積極的に声をかけてくれてやりやすい環境を作ってくれていたので、思っていた以上にやりやすかった」。「先輩方もやっている時の顔がベテランとかいじってくれて(笑)」とキャッチボール相手を務めた北村拓己(27)らに声を掛けられチームに溶け込み、充実のスタートを切った。

フリーバッティングでは原辰徳監督(64)が2軍キャンプに視察に訪れたが、33スイング中柵越えは1本。「途中からマメも破れてしまって、自分の思っているスイングができなかったんですけど、低い打球を狙った時はしっかりと低い打球が打てましたし、バットコントロールはできているのでいいかなと思います」と、悔しさが残った。

「自分の中で学びの年と設定しているので、いろんな方にお話を聞いて、自分も成長したいですし、自分からもコミュニケーションを取って早くチームに溶け込めるように頑張りたいと思います」。キャンプ初日を清々しい表情で終えた。