山梨生まれの文芸、酒折連歌賞の受賞作が発表されました。

酒折連歌は「五七七」の問いの片歌に対して「五七七」で答えを詠むもので、連歌発祥の地、甲府市酒折にちなんだ山梨発の文芸です。

24回目となる今回の酒折連歌賞には3万2877句の応募があり、2月1日、100の受賞作品が発表されました。

このうち大賞の文部科学大臣賞に輝いたのは、佐賀県の古賀由美子さん(67)の作品です。

古賀さんは問いの「丸刈りの 正岡子規も 野球青年」に対し、「マウンドに 立てば世界の 真ん中にいる」と詠みました。
野球のマウンドに立つ高ぶった気持ちの爽快さや、短い生涯のうちに文芸革新を起こした正岡子規の偉業を世界の真ん中と言い表したところが、スケールが大きいと高く評価されました。

また、小学生から高校生までを対象にしたアルテア部門の最高賞は、兵庫県の高校2年生、小田愛瑠さんの作品「物語 あなたのページ ひらいてみれば」の答え「ゼウスより たった一言 「おまえしだいだ」」が選ばれました。