3月開幕のWBCの影響に伴い、シーズンの開幕が例年より1週間遅れることから、12球団で唯一キャンプインを1クール遅らせた西武。2月6日のキャンプインへ松井稼頭央新監督(47)は1日、本拠地・ベルーナドームで取材に応じ「僕も2月1日がお正月という気持ちでやってきましたし、行かなくていいのかと思った」と冗談交りに笑顔を見せた。
キャンプインを遅らせた理由に、選手の自主性という言葉を強調した新監督は「オフの期間も休むことなく動き、積み重ねてきた選手が増えてきた。この1クール分を有意義に使ってもらえればいい。キャンプの期間が短い中で、より内容は濃くなると思う」と若手選手たちの成長を感じつつ、先を見据えた。
5日後に迫った“独自”のキャンプインに向け「選手も競争意識を持って来てくれると思うし、初日からアピールするという選手の存在は嬉しい。優勝・日本一を目指すわけですから、選手たちがその為に何をするのか、チームとして何をするのか、話しながら実りのあるキャンプにしたい」と決意を新たに、異例の一年目がスタートする。