去年11月に対策をとれば学校給食での「黙食」を求めないことになってからおよそ2か月が経ちましたが、実はいまも「黙食」を続ける学校が多いといいます。学校生活の充実と感染対策の両立に悩む現場を取材しました。
「いただきまーす」
東京・葛飾区のこちらの小学校では去年11月から給食中の黙食をやめました。しかし…
記者
「隣同士あまり会話をする様子はなくて、みんな黙々と給食を食べています」
2か月前と様子はあまり変わらないといいます。
小学校5年生
「自分1人だけしゃべっていて浮くみたいな。静かに食べたい人もいるし、迷惑になるのかなって」
葛飾区立葛飾小学校 牧野昭太郎 校長
「ずっと黙食の期間が長かったので、しゃべる子は少ないのかなと思います。そういったこと(黙食)が身についているのかと思います」
ほかにも都内の複数の小学校を取材すると、「保護者から様々な意見があり、黙食を緩和できない」などと“黙食”を継続している学校が多くありました。
こうした中、政府はマスクの着用について今後「個人の判断に委ねる」方針ですが、子どもたちはこれについて…
新宿区立東戸山小学校 6年生
「外さない。外すとなんか恥ずかしい」
「マスクすることに慣れているからそっちの方(着用)がいいかなって」
「相手の表情を見ながらしゃべれるので外したいです」
「マスクはできる限り外したくないです」
子どもにも「個人の判断」を求められることを学校現場では危惧しています。
新宿区立東戸山小学校 宇山幸宏 校長
「個人の判断というのが子どものプレッシャーとか、同調的な『今合わせなきゃいけない』。みんな(マスクを)外しているけど着けてもいいんだよと最後まで大事にしたい」
小中学生については、卒業式がある3月にもマスク着用を緩和する案も浮上していて、これについてきょう国会で岸田総理は…
岸田総理
「学校におけるマスクのルールについても子どもに関して発育・発達の妨げにならないよう配慮が必要等との指摘があることも留意しつつ、感染状況等を見ながら専門家と相談し、できるだけ早くお示ししたい」
学校生活の充実と感染対策。両立のための転換点を迎えています。
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