新型コロナウイルス国産ワクチンの開発をすすめるKM(ケーエム)バイオロジクスは、小児ワクチンの早期提供に向け、最終段階となる臨床試験を きょう1月31日から始めました。

KMバイオロジクスが開発しているのは、副反応が少ないと言われる「不活化ワクチン」です。

KMバイオロジクス 永里 敏秋 社長「(小学生以下の接種率は)ずっと20%台で推移しているので、ほとんど停まっているという感じ。それだけに安全性が高い不活化ワクチンに対する期待は高いと考えている」

KMバイオロジクスでは当初、できるだけ早く国産ワクチンを提供しようと国の緊急承認制度を使って2022年9月に国に承認申請する予定でした。

しかし、国から通常の手続きである最終臨床試験までの結果を求められたため、小児ワクチンについてもきょうから最終試験を始めたということです。

成人ワクチンの承認申請は6月までに行う予定で、小児ワクチンについても同時期の申請を目指しています。