愛媛県は、西日本豪雨の被害を受けて実施した砂防ダムの整備事業で、国への申請の手続きが遅れたため補助金およそ5360万円を国に返還すると発表しました。

愛媛県は、西日本豪雨で被害が出た南予で災害防止のため、国の補助も受けながら砂防ダムを整備する事業を実施しています。

2020年度に実施したこの事業に関し、県は国への申請手続きが期限までに間に合わなかったため、補助金5358万5000円を今年3月に国に返還すると発表しました。

なお返還分は県が負担するということで、県は事業に影響はないと説明しています。

県は「定期的に職場内研修を実施するとともにチェックリストを作成し、事務の適正化を図り再発の防止に務める」とコメントしています。