日比キャスター:
第一三共ヘルスケアが行った「マスク着用が緩和された場合 外出時は着用する?」というアンケートによりますと、着用の意向があると答えた方は76.7%、半分以上いらっしゃったわけですね。
では飲食店や美容室などではどのような対応をしているのか、現場に伺ってみました。

【マスク着用緩和で対応は…。】
▼新橋「根室食堂」
従業員:マスク着用を継続
「客が来店を避ける可能性があるため」
▼飯田橋「FRANK'S BARBER」
従業員:個人の判断に委ねる
「客とのトラブル回避のためにも政府は明確なルールを示してほしい」
また倉本先生は現場の医師としてこのように話しています。
インターパーク倉持呼吸器内科 倉持 仁 院長
「なぜ『個人の判断』とするのか、政府は根拠をきちんと説明すべき」

ホランキャスター:
商業施設などは、やはり施設内の責任が生じますので、もちろん個々人の判断を尊重しながらも、お客さんに対して「なぜしてるのか・なぜしなくていいのか」などクレームが来るようなこともきっとあるでしょうし。商業施設にどう対応すべきなんでしょうか。
松本 主任教授:
それだけ判断が難しいので、本当は国が一定程度のルールというか、基準を示すべきだろうと思います。それに則ってそれぞれの施設が「国が示しているルールがこうだからうちの施設ではこうしてください」というのであれば、ある程度皆さん納得するし、それに従っていただけると思うんです。
それなしに「ある施設はつけてください」「ある施設は外ししてもいいですよ」って言われるとかなり、それぞれのところで、またいろんなトラブルが起こりかねないと思いますので、ちゃんとした基準を明確にすべきだと思います。
井上キャスター:
その一方で、5類になるということは「インフルエンザに近づく」「マスクを外す方向になる」といいなと個人的には思うんです。そもそもマスクをつけるつけないの判断でさえ、政府に委ねるものなのか。自分で判断することもあっていいのではないでしょうか。
松本 主任教授:
もうちょっと感染の状況が落ち着いてくればですね。感染者数もそうなんですけど、これだけ例えば1か月に1万人が亡くなるような状況というのは、とても私たちからすると落ち着いてるわけじゃないんですね。
なので本当に死者も少ない。もう感染の数もほぼ相当減ってるという状況をしばらくずっと続けられるようにしていくことが大事なんだろうと思います。