岡山市などが、「川でごみが多く溜る箇所を判別するシステム」を開発し、市内で実証実験を行いました。AI=人工知能を活用し、海に流れ込むごみの問題解決を図ります。
岡山市北区の笹ケ瀬川流域で行われた実証実験です。岡山市が、沖縄県の企業と協働で「河川にごみが集中的に溜る箇所=ホットスポット」を判別するシステムを開発しました。
「AIが示した場所にごみがあると思って見に来て。(ごみが)あったら回収するということに繋がる」
岡山市内を上空から撮影した約2万枚の衛星画像から、AIが画像を解析。ごみが溜る場所を赤枠で囲い、現地に訪れなくてもホットスポットを瞬時に判別することができます。
実証実験では、該当箇所にごみが多く確認された一方で、河川にある石垣を誤ってごみと認識したケースも。現地調査で得られたデータを今後、AIに覚えさせることで精度向上を狙います。
(Solafune 上地練 CEO)「可視化されることで分かること、ってたくさんある。実は自分が住んでいる街に、こんなにごみがあることに気づいて頂いて。ひとりひとりが行動を改めるような啓蒙ができたら」
(岡山市環境事業部 平田健二 さん)「ポイ捨てをしないということが、かなり大きな事になる。ホットスポットができない社会活動を送っていただき、HP等を使って周知できたらと」
海ごみ削減を目指す今回の取り組みの成果は、3月中旬に発表されるということです。