55年前に起きた「渋谷暴動事件」で警察官を殺害した罪などに問われている過激派「中核派」の大坂正明被告の控訴審がきょう(2日)、東京高裁で始まり、大坂被告側は改めて無罪を主張しました。
大坂正明被告(77)は1971年の「渋谷暴動事件」で、中核派のメンバーらと共謀し、新潟県警の中村恒雄巡査(当時21)を鉄パイプで殴るなどして殺害した罪など、5つの罪に問われています。
46年間の逃亡の末に逮捕・起訴された大坂被告は裁判で無罪を主張していますが、東京地裁は2023年12月、「大坂被告を現場で見た」というデモの参加者による当時の証言は「信用性が高い」として、すべてを有罪と認定し、「犯行は残虐かつ非道で、中核派の闘争方針に沿った成果を挙げようとした動機は許されない」として、懲役20年を言い渡しました。
大坂被告側はこの判決を不服として控訴していて、東京高裁できょう(2日)、控訴審が始まりました。
大坂被告側は「捜査官の想定するストーリーを早期に確実なものにするために、証言者に対して連日、長時間の取り調べが行われた」と指摘。事件当時の状況や証言者の視力についても触れ、「正確に被告を識別できる可能性は極めて低い」「正当な識別手続きを踏んだとは到底言えない」として、改めて無罪を主張しました。
判決は12月21日に言い渡される予定です。
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