証券大手の大和証券と山形銀行は、証券口座の統合や個人営業を共同で行う提携に向け、基本合意したと発表しました。大手証券と地銀が組む動きはここ数年相次いでいて、互いの強みを生かし、収益の拡大を図る狙いがあります。

両社によりますと、▼山形銀行の顧客が持つ投資信託などの証券口座を大和証券の口座に統合するほか、▼大和証券から銀行に社員を出向させ、個人顧客向けの営業を共同で行うことなどで基本合意したということです。

年度内に最終的な契約を結んだのち、2028年中に大和証券の山形支店を廃止し、出向を完了させたいとしています。大和証券が地銀と同様の提携を結ぶのは、四国銀行、岩手銀行に次いで3行目です。

大手証券と地銀の提携の動きは、ここ数年、相次いでいます。

野村証券も、2019年に山陰合同銀行と同様の提携を結んだのを始めに提携を拡大しています。

地域に強いネットワークを持つ地銀と組んで販路を広げたい証券会社と、大手のノウハウを取り入れて金融サービスを強化したい地銀と双方の狙いが一致した形です。