強い冷え込みの影響で富山県内各地で漏水事故が相次ぎ、水道水の供給量が急激に増加しています。富山市や上下水道局などは、この状態が続くと広範囲にわたって断水するおそれがあるとして、異例の節水を呼びかけています。射水市、滑川市も節水を呼びかけています。
富山上下水道局によりますと、26日午後から、富山市の全域で、各浄水場から送られる水道水の供給量が、一般家庭の使用量を上回る状態が続いているということです。
連日の寒波で水道管の凍結や破損による漏水の多発が主な原因とみられ、この状況が続けば富山市内の広範囲にわたり断水するおそれがあるとしています。
富山市水道局によりますと、今月24日から27日午前10時までに寄せられた水道管の凍結と破損の相談はあわせて554件で、いずれも例年に比べ多くなっています。
富山市水道局は、冬場の水道管凍結や破損による節水の呼びかけは前例がないとしています。
富山市水道局は▼水道管に漏水が発生していないか確認することや、▼漏水が見つかった場合は、速やかに水道メーターボックス内にある止水栓を止め、指定給水装置工事店に修理を依頼することを呼びかけています。
また、一般家庭や事業所での節水方法として、▼融雪のために水道水を利用しない▼台所やシャワーの水を流したままにしない(最低限の凍結対策を除く)▼洗濯(すすぎ)の回数を減らすを呼びかけています。
富山市水道局は、漏水が見つかった場合は速やかに水道メーターボックス内にある「止水栓」を止め、修理を依頼することを呼びかけています。














