脱炭素社会に向けた取り組みです。
福島県いわき市で、水素を使った燃料電池小型トラックの試乗会が開かれ、企業の担当者らが走行性能などを確認しました。
こちらは、水素と酸素で発電する燃料電池を搭載した小型トラックです。

ガソリンを使わないため、二酸化炭素を一切、排出しません。
県は、脱炭素社会に向けトヨタ自動車などと水素の活用に取り組んでいて、その一環として燃料電池小型トラックの導入を進めています。
いわき市では、トラックを導入する企業を招いた試乗会が行われました。
小枝佳祐記者「実際にトラックに乗ってみると、車内は非常に静かなんですが、トラックらしい力強い安定した走りをしています」
トラックは、水素を充填すると、およそ260キロ走行することが可能で、参加者たちは通常のトラックと比較しながら走行性能などを確認していました。

参加した企業の担当者「大変静かで、しかも力強いので、集配には非常に使いやすいのかなと思います」
燃料電池小型トラックは2月から、いわき市と郡山市のコンビニやスーパーなどでおよそ60台が導入される予定です。