2022年9月、北海道森町で開催されたゴーカートの体験イベントで、当時2歳の男の子が暴走したカートに衝突され死亡した事故で、業務上過失致死傷の罪に問われているイベント責任者の男ら2人の初公判が9月28日、函館地裁で開かれました。

業務上過失致死傷の罪に問われているのは、イベント責任者の坂上裕一被告47歳と、コースの設計や運営を委託されていた九谷田聡被告48歳です。

事故の現場(2022年9月・北海道森町)

起訴状によりますと、2人は2022年9月、森町で開かれたゴーカートの体験イベントで、暴走したカートが人と衝突しないよう安全確保に必要な措置を講じないままイベントを実施し、当時11歳の女児が運転するカートが暴走した際に、コース外にいた当時2歳の男の子を死亡させたほか、当時4歳の男の子にけがをさせたとされています。

9月28日、函館地裁で開かれた初公判で、坂上被告は「重大な事故を想定していなかった」と述べ、弁護側は「事実は争わないが、業務上の注意義務を課せられる立場になく、防護体を設置しても事故は起こったかもしれない」と主張しました。

函館地裁(9月28日)

また、九谷田被告も「事故の予見は不可能だった」などと述べて2人とも無罪を主張しました。

この事故をめぐっては、死亡した男の子の両親らが、イベントを主催した函館の自動車販売会社などに対し、1億3000万円の損害賠償を求める訴えを起こしています。