”挑戦の輪”が町内で広がり始める

スナック「宵YOI」店主 関健吾さん
「コミュニティをすごく大事にしているというか、(運営スタッフが)その後の様子をちゃんと追っている。結構サポート体制が万全なのだと思っています」

9月に町内でスナックを開業予定の関健吾さんは、「ツキビズキャンプ」の1期生です。2年前に「地方で何かを始めたい」とキャンプに参加し、移住を決意しました。いまでは、このスナックを中心に、かつて繁華街だった旧駅前通りの活性化プロジェクトにも挑戦しています。

スナック「宵YOI」店主 関健吾さん
「名物があるとかではないのですが、何か起きそうというわくわく感はすごい詰まっていると思いますし、いろいろな可能性があって、それも町の人と話したら意外とひょんなことからできる。自分1人でやりたいことの可能性を、ぐっと広げてくれます」

こうした”挑戦の輪”は、町内で広がり始めています。同じく1期生の西岡佳子さんは、現役の医学生で、10月に一軒家を改装したゲストハウスを開業予定です。当初はあまりビジネスや起業に興味はなかったそうですが、このキャンプで、”特に学んだこと”があったと言います。

ゲストハウス「ルールブルーI」 西岡佳子さん
「その起業家精神というものは何だろうなという教えたいこととか、その自分のやりたいことをどうやって形にしていくかのような。町内の人もそうだし、旅行で来る人たちとか、留学生だったり、地元の子供たちだったり障害があったりなかったり、いろいろな人に来てもらって、その違いを一緒に楽しむような。そういう所を目指しています」

卒業生の挑戦を目の当たりにした参加者からは、こんな声もありました。

参加者
「自分のやりたいことが、どれぐらいできそうかというのを見定めて、ここが行けそうだったら月形町に移住したいなという気持ちはあります。何か挑戦している人たち、やはり何だろうな、気持ちが言葉に入っているというか、何か熱意、熱量を感じます」

「ツキビズキャンプ」を企画・運営する梅木悠太さんは、少しずつ町の変化を感じ始めています。

つきがたデザイン 梅木悠太さん
「成果としては、やはり仲間が集まってきたというのが、特に1期生のあの人たちがすごく動きが良かったおかげで。(ツキビズキャンプが)終わった後が大事だと思っていて、参加者がいかに何らかの行動を起こすとか、本当に一歩前に出てやってみるという、その行動に繋がるかどうかが一番大事だと思っています」

スナックやゲストハウス以外にも、すでに町内でカフェを開業した主婦もいるそうです。改めて「ツキビズキャンプ」がどのようなものなのか紹介します。

2か月の間に月形町にまつわるビジネスを考え、期間内にビジネスアイディアをプレゼンします。講師は経営コンサルタントや、北海道大学スタートアップ創出本部の特任教授らで、ほかにも地元をよく知るスタッフが全力でサポートします。課題を見つけ、考え、行動し、新しい価値を生み出す「起業家精神」と「人脈」が身につきます。

さらに月形町では、中学生を対象にした研修会も実施しています。「月形町教育委員会」と「つきがたデザイン」では、3年前から月形中学校の生徒を対象に「中学生リーダー研修会」を行っています。企業の職場見学や、課題解決策を自分で考えるワークショップなどを通じて、子どもたちの視野を広げて、仕事や夢の選択肢を増やすことを目指しています。

この「ツキビズキャンプ」は、10月31日に月形町で参加者による”ビジネスアイデア”の最終発表会が行われ、一般公開されるということです。