24日の米中首脳会談に向け、習近平国家主席がアメリカに到着しました。トランプ大統領は異例ともいえる歓迎ぶりをみせています。
日本時間けさ7時前、ワシントン郊外に到着した中国の習近平国家主席。タラップを降りた先に待っていたのは、トランプ大統領とメラニア夫人です。笑顔で握手し、しばし言葉を交わしたあと、並んで歩いたのはアメリカ側が用意した長さおよそ30メートルにも及ぶ赤じゅうたんでした。
アメリカの大統領が外国の首脳を空港などで出迎えるのは実に64年ぶり。通常は閣僚が担当しますが、自ら出迎えるのは極めて異例です。
礼砲のほか、B-1爆撃機が上空を飛行。トランプ氏がここまで習氏を厚くもてなすのは「米中関係の改善」を強く望んでいることの表れだといえます。
中国国営メディアによると、この場でトランプ氏からこんな言葉があったといいます。
アメリカ トランプ大統領(中国国営メディア)
「習主席は偉大な指導者で、これは偉大な瞬間だ」
一方、習主席は訪米にあわせ、米中は「ライバルではなく、パートナーであるべきだ」との談話を発表しています。
このころ、ワシントン中心部では…
記者
「習近平国家主席を歓迎するため、多くの中国系市民が集まっています」
集まった人たちは「習主席の訪米を歓迎します」などと書かれた横断幕を掲げました。
中国系の市民
「どのような協力関係が築かれるにせよ、両国の人々を幸せにするものになることを願っています」
会談の成功に向けた両国の調整は、ぎりぎりまで行われました。ベッセント財務長官はこの日、何立峰副首相と会談。11月が期限となっている追加の関税や輸出規制などの“貿易戦争”を停止する措置を2か月間延長することで合意したと明らかにしました。
これにより、貿易をめぐる対立は一旦は回避されそうですが、交渉が停滞することで、トランプ氏の「成果」となりえた大規模な貿易合意も先送りされるものとみられます。
24日に行われる首脳会談ではこのほか、台湾問題やAIも主要な議題となる見通しですが、双方の隔たりは依然大きく、落としどころを見つけられるかが注目されます。
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