長崎県五島市の男女群島の沖で起きた貨物船沈没について、現場の海域では26日も行方不明となっている乗組員の捜索活動が続けられています。

25日夜遅くの長崎空港に1機のヘリコプターが下りてきました。
男女群島沖で沈没した貨物船の乗組員を搬送してきた海上保安庁のヘリコプターです。

25日、男女群島の西およそ110キロの海上で、22人が乗った香港船籍の貨物船が沈没しました。

第七管区海上保安本部によりますと、これまでに13人が救助されています。
しかし、このうち生存していたのは中国人4人、ミャンマー人が1人の5人のみで、2人の死亡が確認されているほか、残る6人についても25日に長崎空港まで搬送されましたが、心肺停止の状態で、その後、病院への搬送はおこなわれていないということです。

現場の海域では海上保安庁の巡視船などが引き続き、行方が分からない9人の乗組員の捜索に当たっています。