この時期に咲くヒガンバナ。「縁起が悪い」ともいいますが、どうしてなのでしょうか。
生物に詳しい東洋産業の大野竜徳さんに聞きました。
──ヒガンバナは、ちょうど彼岸の頃に咲きますね。
(東洋産業 大野竜徳さん)
「綺麗な花ですが、私は祖母に『縁起が悪い花だし毒のある花なので、摘まないように、仏様に供えないように』といわれていました。お彼岸の時期に、田舎の畔やお墓で真っ赤に咲く花をよく見た記憶があります。
摘むと白い汁が出て、「これが毒なのかな」と思っていました。彼岸花は中国からやってきた外来種で、日本にあるものはすべてクローン。つまり、種ではなく球根でしか増えないので、あたり一面に自然に広がることはなく、群れで揃って咲くのが特徴です。
しかも、開花時期や花の大きさ、色合いまでほぼ同じ。これは植物としてはかなり珍しい現象で、『彼岸のころに必ず咲く花』として昔から人々に覚えられてきました。
生物に備わる時計遺伝子が、クローンだときちんと合うようにできて
枯れた花とつぼみ状態が混在しないので、














