高市内閣の改造と自民党の新しい役員人事から、今後の国会戦略や2027年の総裁選を見据えた動きが見えてきました。

高市内閣「改造」の狙いは? “総裁選ライバル”が閣外へ

17日に行われた内閣改造。⺠主党政権で大臣を務めた細野豪志氏も登用されました。

簗 和生 新農水大臣(17日・総理官邸)
「(政治とカネについて)地元でもしっかりと説明責任を果たしてきた」

裏金問題に関与した旧安倍派の議員も初入閣。連立を組む維新からも、中司宏新規制改革担当大臣が入閣しました。

一方で、木原稔官房⻑官や片山さつき財務大臣ら中枢メンバーは据え置いた高市総理。2025年の総裁選で戦った4人のうち、小泉防衛大臣ら3人も留任させましたが、唯一外れたのが林芳正氏。

――林芳正前総務大臣を今回の内閣で起用しなかった理由は?

高市総理(17日)

「個々の閣僚の人事に関するコメントは差し控えます。総裁選挙とは一切関係はございません」

「総裁選とは関係ない」と強調しますが、政治ジャーナリストの後藤謙次さんは…

政治ジャーナリスト 後藤謙次さん
「総裁選の『用意…スタート!』のピストルの音が鳴ってしまったのが、今度の人事」

高市総理と総裁選で争った候補のうち唯一、内閣改造で閣外に出た林芳正前総務大臣。

総裁選1回目の投票で議員票では高市氏を上回った“ライバル”で、財政規律や中国との対話を重んじる姿勢は、高市氏と対照的な立ち位置でもあります。

政治ジャーナリスト 後藤謙次さん
「林さんは(地方行政を所管する)総務大臣ポストで地方行脚を続けていた。地方票(党員票)を増やすため総務大臣をやりながら、事実上、総裁選に向けての準備を始めていた。高市さんにとって非常に鬱陶しい、警戒すべき政治家だったと思う」

高市総理は、希望ポストを募ったアンケートにも言及していました。

高市総理(17日)
「配布したアンケートにつぶさに目を通した。昨年、総裁選挙でご一緒して、今回、続投となった方につきましては、第1希望の役職であることを確認したうえで人事を行いました」

このアンケートに積極的に回答しなかったとみられる林氏。周辺からは今回、閣外に出たことで「総裁選に向けて自由に動ける」との声も。内閣改造の翌日、当の本人は…

――自⺠党総裁選への意欲は引き続きあるのか?

林芳正前総務大臣(18日)

「先のことは分からない、という程度にさせていただいて」