■激動の1年、令和の米騒動

去年10月の高市内閣発足と同時に初入閣を果たした鈴木前大臣。きのう(17日)の退任会見では、この1年を「農林水産行政が、ここまで大きく多くの国民の皆様に報道で触れられ、考える機会を提供していただいたことは、歴史上もあまりなかった」などと振り返った。

市場の動揺や政治メッセージの混乱といった局面の中で、鈴木氏は「需要に応じた生産」を基本としつつ、いわゆる食糧法の改正や、放出した政府備蓄米の買い戻しに着手。

一方で、「100万トンの適正水準には全然足りない」と述べ、計画的な備蓄米の買い戻しの継続を強く求め、後任と農水省に注文をつけたともとれる発言をした。

さらに、「一度水田を諦め耕作放棄になってしまえば元に戻らない」と、将来を見据えた農地継承や中山間地域への支援の必要性を強調。日本の食料安全保障に対する強い危機感を持ち、現場第一の姿勢を続けたいとした。