富山市が国勢調査の人口を過大報告した疑いで総務省から審査を受けている問題では、同省国勢統計課が今月4日に加え、10日と11日にも富山市を直接訪れ調査を行っていたことが17日、取材でわかりました。総務省は「29日の確定値発表に向けてデータに間違いがないか審査した」としています。国の異例とも言える連続調査が判明したことで、富山市議会からも市当局への説明責任を求める声が急速に強まっています。
この問題は、富山市が2025年の国勢調査で、人口を実態より多く報告した疑いがあるとして、総務省から審査を受けているものです。
国勢調査は、国内に住むすべての人と世帯を対象に、5年ごとに国が実施する最も重要な統計調査で、藤井市長は原因の調査を国勢調査を担当する企画管理部に指示しています。

この問題を巡って、最大会派・富山市議会自民党は、企画管理部長が出席する今月25日の総務環境委員会で当局側に対し、詳細な説明を求める考えを示しました。

富山市議会自民党 舎川智也幹事長
「(市側から)電話ではまず一報は受けている状態ですけど。その後についてはまだ説明はない状態なので。現状をしっかりまず報告していただくこと。どんな原因で今、そういったことが起こったのか。しっかりその場(総務環境委員会)では説明していただきたいと思ってます」

総務環境委員会の委員を務める谷口寿一議員は─。
気魄 谷口寿一議員
「多分総務省にも25日まで何をしゃべっていいかとか聞いている状態じゃないかなとは思うけど。時系列だよね。どんな感じで(連絡が)入ってきたとか。事実としてしゃべれることを俺ら今まったく分かってないから。そこをまず説明もらってじゃないかな」

16日、本会議での一般質問で、事前通告なしにこの問題の説明を求めた野上明人議員は─。
みどり 野上明人議員
「開会中なんだからこの間のどこかで説明しないと30日で閉会してしまったら。うちらはじゃあずっと新聞とかテレビで情報取るしかないのっていう。そこはちょっとおかしいでしょ。議会があるんだから議会で説明してください。途中経過でも何でもいいんですよ」

毛田千代丸アナウンサー
「市側に一番求めたいこと何でしょうか」
みどり 野上明人議員
「(情報を)公開してくださいって。あるがままに」
そのほか、複数の議員から市に対して説明を求める声が上がっています。
政策・維新32 金井毅俊議員
「虚偽報告というかね。そういうことはあってはいけないことなので。これは詳しく今から調べていく必要があると思います」

太政 村上和久議員
「議会という機関に対してね。機関に対して説明をすることが市民に対する最も適切な対応だと思いますので。説明を果たすというのが市長なり当局の責任だと思います」
チューリップテレビは17日、清水企画管理部長にインタビュー取材を申し込みましたが、終日、会議が続くことを理由に応じてもらえませんでした。

総務省国勢統計課は取材に対し、今月4日だけでなく、10日と11日にも富山市を訪れたことを認め、「29日の確定値の発表に向けてデータに間違いがないか審査した」とコメントしました。

16日の本会議では、野上議員ら3人の市議がこの問題に言及しましたが、質問内容の通告期限を過ぎていたこともあり、市側が答える義務はありませんでした。
一方、委員会は委員の市議に対し、質問の事前通告は必要ないため、市側は答える義務がある。人口の過大報告問題、今月25日の総務環境委員会で市側の答弁に注目が集まります。















