半導体製造大手TSMCの県内進出に伴い、熊本県八代市は中核都市としての物流拠点機能などを高めようと企業誘致のための区画整備を進めると発表しました。

これは、1月25日に行われた定例会見で中村 博生(なかむら ひろお)八代市長が明らかにしたものです。

中村市長は「TSMCの県内進出で市町村間での企業誘致競争が始まっている」として、現在開発が進む新八代駅周辺を中心に物流拠点などの用地整備を加速させるための推進本部を立ち上げていて、2月6日に初会合を開く予定です。

その中で、新八代駅周辺の開発では、事業所の誘致だけでなく集客機能を高めるため武道場や弓道場を併設した2000人規模のコンサートも実施できる文化施設の建設を検討したいということです。

文化施設を巡っては、現在閉鎖されている八代市厚生会館について、市は老朽化を理由に再開しない方針を示しています。