富山県と上市町の企業が共同で富山市の富岩運河をきれいにする社会実験が16日から始まりました。「ナノバブル」と呼ばれる超微細な気泡を発生させる装置で水質の改善を図ります。

橋本星奈アナウンサー
「こちらに設置されたこの茶色い巨大な箱。こうしている間にも、たくさんの酸素を含んだ水を運河に送り出し、きれいにしているんです」

環水公園の噴水近くのウッドデッキで16日から稼働を始めたのはナノバブル発生器「BENTEN B-369」です。

岡山県の会社が開発したもので、琵琶湖などにも設置され、県内では初めて導入されました。

「ナノバブル」と呼ばれる超微細な気泡を水に含ませ、水域内へ戻す装置で水質や水中環境の改善、汚泥による悪臭を軽減する効果があるとされています。

富山を代表する観光地、環水公園の生態系を守り、よりきれいな公園にしたいと県と上市町のニッセイテクニカが共同で実施した社会実験です。

ニッセイテクニカ 取締役 宮本学さん
「私たちは普段ねじの緩み止め加工という仕事をしているんですが、社員の皆さんが一生懸命稼いでくれた利益を、社員・家族、地域・世の中にどのように還元していこうかというのを、今回は水環境っていうテーマにたどり着きました」

装置から放出される水は毎分約60リットル。

1ミリリットルに19億個ものナノバブルが含まれているといいます。

ニッセイテクニカ 取締役 宮本学さん
「富山は水がきれいだと言われますが、おそらく昔はもっときれいだった。きれいな環境を知っている方、知らない方すべての方が水というものに意識を向けていただけたら大変うれしく思います」

装置は16日から1年間24時間稼働し、水質や水の透明度、においなどで効果を見ながら今後、設置台数を増やすなど検討していきたいとしています。