北朝鮮が6年前、韓国との協議の窓口となっていた「南北共同連絡事務所」を爆破したことをめぐり、韓国の裁判所は、北朝鮮に対しおよそ50億円の賠償を命じました。

南北共同連絡事務所は、韓国と北朝鮮の対話を進める窓口として、2018年に軍事境界線近くに設置されたもので、南北間の実務者間の会談などにも使われていました。

しかし、6年前、韓国の脱北者団体が金正恩総書記を批判するビラを飛ばしたことに北朝鮮が反発し、この連絡事務所を爆破しました。

その後、韓国政府は2023年に北朝鮮に対し損害賠償を求めて、韓国の裁判所に提訴していました。

ソウル中央地裁は、きょうの判決で、北朝鮮に対しおよそ446億ウォン、日本円でおよそ50億円の賠償を韓国政府に支払うよう命じました。

韓国メディアによりますと、韓国政府が北朝鮮を相手に訴訟を起こしたのは初めてで、「北朝鮮が賠償命令に応じる可能性は低い」などと伝えています。