高知市の小学校で、ウミガメについて学ぶ授業が行われました。生まれたばかりの子ガメを観察し、子どもたちは今後、飼育にも挑戦します。

元気いっぱいに動くウミガメの赤ちゃん!ウミガメを研究する高知大学の斉藤知己(さいとうともみ)教授が大学で孵化させ、子どもたちの元へ持ってきました。高知市の春野西小学校では、近くの海岸でウミガメの産卵が盛んなことから、2003年からウミガメについて学ぶ授業を行っています。ウミガメ学習は学校の伝統となっていて、これまで地域住民なども協力し、育てたウミガメを海に放流する活動などを行ってきました。15日は4年生がウミガメを観察し、生態について学びました。観察するのは9月2日に孵化したばかりのアカウミガメの赤ちゃんです。

(児童)
「(名前を付けるなら)『夢』。夢を持ってほしいし、(海に)ゴミとか捨てられていても負けずにがんばってほしいから」

ウミガメを手に乗せ、子ガメの時だけにある小さなくちばしのような「卵角(らんかく)」や甲羅の凹凸などを触って観察していました。

斉藤教授によりますと今年、高知海岸では21回アカウミガメの産卵が確認されましたが、10年ほど前と比較すると4分の1にまで減少しているということです。
※調査を始めて最多は2013年の88回

(児童)
「(Q.観察してどうだった?)背中でこぼこしちゅう」
「元気な子だなと思った。えさやりとかたまに触りたい」

(ウミガメを研究 高知大学 斉藤知己 教授)
「アカウミガメの産卵地が近くて、勉強する機会もある非常に幸運な子どもたちで、動物を愛する慈愛の心や地域を愛する心とかそういったものを育んでもらえたら本望」

ウミガメは11月半ばまで子どもたちが校内で育て、その後いったん高知大学へと戻された後、海に放流される予定です。