親友兼親 恩師との絆と大舞台への覚悟
彼の才能をいち早く見抜き、育て上げた恩師が地元・札幌市にいる。中学2年から彼を指導してきたスイミングスクールの成田彩夏コーチだ。
成田コーチは、小学生の頃から自分の意思をしっかり持っていた黒田選手には、人一倍強い「芯の強さ」があるという。具体的な目標に向かって常に意識を高く持つ姿勢を評価し、練習でぶつかることもあったが、固い信頼関係を築いてきた。
15歳年上の恩師に対し、黒田選手は「本当に友達であり、『親友』兼『親』みたいな感じ」と全幅の信頼を置く。「他の指導者だったら今の自分はなかった」と語るほど、二人の絆は深い。この二人三脚の歩みが、北海道内出身の男子選手として史上最年少でのアジア大会出場という快挙に結びついた。

成田コーチが「北海道や日本中から応援される選手になってほしい」と背中を押す中、黒田選手の視線はすでに2年後のロサンゼルスに向いている。「800メートルリレーでオリンピック優勝が一番の目標」と語る教え子に対し、成田コーチも「彼にはその素質があると信じている」と力強く頷く。














