「推し活」による依存 コロナ禍以降増加
(柳沢)
先生が最近の現場で問題視されている依存症の傾向・ケースというのは、どんなものがありますか。
(松本さん)
どこまで何を依存症と言うかは、非常に難しいところがあるんですけれども、例えばリストカットみたいなものもやめられない止まらないっていう状態にあって、自分では制御できなくなっている子たちは、2000年以降確実に増えてきて、今もたくさんいるなというふうに思っています。
それから「推し活」ですね。これは我々が依存症の臨床を手がけるようになった頃には全く見かけなかった現象なんですね。本当にコロナ禍に入って以降、臨床現場でご家族の相談として多く聞かされるようになりました。

推し活のどの部分が当事者の方たちにドパミンを出させているのかというのは、人によって微妙に違うところもあるかとは思うんです。だけれども、自分が一生懸命応援することによって、ますます人気が出たり、ますますキラキラしたり、あるいは例えばグループの中でポジションアップ・人気アップをしたりというのがやっぱり嬉しいみたいですね。
そうするとドパミンが出て、自分のお小遣いとかを全部そこにつぎ込んで、本当に自分のことを二の次三の次にして、推しを応援しているという状況になってきますね。














