10年に一度の寒波が到来。暖かくしたいけど、悩みの種となるのがやはり光熱費の高騰です。明細を見て、悲鳴が出た方もいるのでは?
エアコンの設定温度や、風呂の追い炊きをする目安など、気になるポイントを節約アドバイザーに聞きます。

消費電力 一番多いのは「エアコン」

家庭における家電製品の1日の消費電力の割合(冬季)を見ると、1位は「エアコン」。
エアコンをどう上手に使うかが、電気代節約のカギとなります。

節約アドバイザーの和田由貴さんに『エアコン節約術』を聞きました。

▼暖房の設定温度を1℃下げる=消費電力を約10%削減

例えば、設定温度を21℃から20℃に下げた場合、ひと冬で約1430円節約できるそうです。(※1日9時間運転を169日継続)
ただし、設定温度を下げた分、暖かい服を着るなどの対策が必要です。

短時間の外出ではエアコン「つけっぱなし」がお得

Q.20分ほど外出する場合、エアコンは「ONのまま」or「OFFにする」。
どちらが消費電力が低い?

A.ONのまま

ある程度暖かい室温を保つよりも、寒い部屋を頑張って暖める方が電力を消費します。
短い時間であればつけっぱなしの方がいいそうです。

これは、ダイキン工業の実験でも実証されています。
暖房24℃・風量自動・同じ間取りの場合、12時間の電気代(午前6時~午後6時)は
つけっぱなし➡211円
30分間隔で入り切り➡302円

和田さんによると、
▼30分より長く外出する場合はオフにした方がお得。それより短い場合はつけっぱなしの方がいい
とのことです。

恵俊彰:
昭和の感覚だと、もう付いてるの全部消しちゃう。

コメンテーター 鈴木あきえ:
私の家のエアコンは、消すたびに月の電気代が表示されるんですよ。だからもうそれを見るのが嫌でつけっぱなしにしてるんですけど、合ってた!良かったです。

風呂の温度は低め設定・お湯を少し減らす

続いては、ガスの節約術。やはりガスを多く使うのは「お風呂」です。

▼風呂の温度を低めに設定してガス代節約

42℃(79.7円/日)から40℃(72.5円/日)に変えると、1日約7円お得になります。
 ※180リットルの水を20℃から沸かす場合

▼浴槽のお湯の量を少し減らす 

200リットル(132.9円/日)から180リットル(119.6円/日)に減らすと約13円お得になります。※40℃にお風呂を沸かす場合