インターネットバンキングの不正送金に悪用されたスマートフォンを大学生に不正に契約させたとして、指示役ら男女4人が警視庁に逮捕されました。

詐欺の疑いで逮捕されたのは、ベトナム国籍の無職、チュー・ゴック・ホアン容疑者(26)ら男女4人です。

4人は、おととし7月、都内の販売店で、スマートフォン1台を20代の当時大学生の男性に不正に契約させた疑いがもたれています。

このスマートフォンが別の事件でインターネットバンキングの不正送金に使用されていたことから発覚しました。

警視庁によりますと、4人は実行役の当時大学生の6人に指示し、職業や年収を偽って契約させ、報酬として1台あたり2~3万円を渡していたとみられています。

さらに、契約されたスマホは買取店などに転売され、その後、インターネットバンキングの不正送金などの犯罪に使用されていたとみられています。

20代の当時大学生の男性は「スマホの請求書は届かないから大丈夫」などと説明されましたが、後日、自宅に請求書が届き、200万円ほどを支払うことになったということです。

調べに対し、チュー容疑者は「身に覚えがありません、これ以上のことは黙秘します」と供述し、1人の女は容疑を否認、別の男2人は容疑を認めているということです。

チュー容疑者は、これまでに700台以上のスマホを売却しているということで、警視庁が全容解明を進めています。